気まぐれ秋空を楽しんで

 淡いレース雲を美しいと眺めている内に
大きな入道雲が覆いかぶさるように空を埋めました。
スコールのような雨がやって来て、木々の葉を叩きつけて数分後
忘れたように陽射しが戻って、雨粒をきらめかせます。
まことに目まぐるしい空模様、
でもこんな変化のある天候も面白味があります。
内から見て過ごせる日であればの話ですけれど。


 今日は敬老の日だそうです。
いつもこの日に思うこと。
国が敬老する日を定めて、
その日だけ一斉に敬老なんて、とってもおかしいと。
お人を敬うってそれぞれの心の内の問題ですから、
秋分の日や端午の節句と一緒にするわけには行きますまい。


 私が心から大切に思う二人の母、
夫の母98歳、私の母95歳、揃って元気です。
夫の母は山口にいますから、しばしばは会えませんけれど、
電話で声を聞けば、元気が伝わって来て心が安らぎます。
来月の母の誕生日には子供、孫、曾孫が一堂に会します。
 私の母は一ヵ月の入院を経て、以前よりも元気になりました。
これは母のホームドクターのお墨付きです。
昨夜は母の傍で休みました。
そうしていると懐かしいあれこれが思い出されて、
とても和んだ気持ちになれます。
 二人の母が元気でいてくれること、
それが私の日々の活力源なのだと事あるごとに思います。


空が逭空になりました。ハナミズキの紅が進んでいます。