秋は足踏み

 10月に入って一週間、半袖で過ごす日が続きます。
水分が行き届いていますから、草花の勢いが盛んです。
菊が咲き始めました。


 娘がボストンへ帰って行きました。
4日の夕方やって来て、
5日は失効した運転免許証の回復とおみやげなどの調達に時間を費やし
6日は父と祖父のお墓参りと祖母との時間、
7日に宇部に発って法事や祝い事に出席し
8日に宇部→羽田→成田→ボストンと
駆け足旅行は充実していて、やり残しは無かったそうです。
時差を感ずる暇もなくエネルギィッシュに過ごして
風のように去って行きました。


 宇部行きは娘にとっては5年ぶりだったようです。
窓を激しく叩く雨の中を羽田を発って、
一時間半の旅の後降り立った宇部空港には
南国の空気が漂っていました。

 娘の希望でお昼は「呑兵衛」へ。
港から上がる地元の魚でおいしい寿司を握ってくれます。
さざえのお作り

秋鯖のお作り

おすすめの伊勢海老のレア寿司

は掛け値なしのおいしさ。
でも後に法事のお斎が待っています。
心を残しながらタクシーで駆けつけた夫の生家は
いつも変わらぬ佇まいで私達を迎えてくれました。

お経に唱和するのも講話を拝聴するのも心地良いのですけれど、
正座の足のしびれだけは如何ともし難く、
幾度となく姿勢を替えて足を労いました。


 法要の後はお斎のためにホテルへ移動です。
総勢53名の大移動ですから、世話役の義弟夫妻は大忙しです。
無事に法事の行事が果てて、住職とご子息が帰られた後
少し間を置いて、義母の白寿の祝いの会に移りました。

今日が母の誕生日でもあったのです。
12名の曾孫に囲まれて、義母は穏やかな笑みを浮かべておりました。


 会がお開きになって、
それぞれの部屋割りが義弟から告げられて、
部屋に落ち着いたのが9時。
お風呂に入って寛いで、2次会が始まります。
名残が尽きず、12時半までおしゃべりが続きました。
濃い時間が流れた後ベットに入ると、
すぐに睡魔と疲労とが私を深い眠りに誘ったようです。


 今朝の目覚めはまことに爽やかでした。
外の空気の清かなこと、
屋上から眺めた常盤湖は青々と澄んでおりました。