釣瓶落としの秋の日に

 今朝の天気予報は「気温が急激に下がる」と警告していましたから、
出かける前は着るものに迷いました。

でも外に出てみれば、陽射しは明るくて、
空気にもさほど冷たさは感じません。
玄関先のヒメシャラが空に向かって両手を広げています。

良い日和になる予感がしました。


 今日は、夫が学生時代に活動していたコーラスグループ「オクトパス」
のメンバーとその夫人たちとの集いに出かけました。
年一回の逢瀬を楽しむグループの一つです。七夕さまのようですけれど。


 深刻な病気を抱え、ここ3年ほど出席できなかったTさんが、
奥さんの運転で参加すると連絡が入っていましたから、
楽しみは倍増でした。
一年会わないでいるとその間に重い病にかかっていたことを
後から知らされることもしばしばです。
みなさん悪いことは知らせてはきませんから。
16人のメンバーの中で、旅立ったのはYさんと夫だけ。
残る14名のうち今日の参加者は11名でした。
久しぶりのTさんは顔色も良く、
快方に向かっていらっしゃるのは一目瞭然、
体調不良を理由に幹事の交代を申し出られたYさんも思っていたより
ずっとお元気、うれしいことが重なりました。
皆さんの顔にも安堵が宿って、
またも青春時代の思い出話に笑い声が続きました。


 腰やひざが痛いと言う方に、
私はもっぱらヨガとストレッチを勧めます。
時間が余っていそうな方にはFace Bookを。
皆さん自分流が長いので、乗ってくる方はいませんでしたけれど。
5年間幹事をつとめて下さったYさんからIさんにバトンがタッチされて、
名残を惜しみながらお開きとなりました。
やっぱり最後には「来年も元気で会いましょう」の合言葉を〆として。 
帰宅したのは4時過ぎ。秋の庭にはもう夕暮色が漂い始めておりました。