サンクスギビング・ホリディ

 空気の冷たい朝も多くなりましたけれど、
庭の日溜りにはまだまだ花も残っていて、


秋がまだしっかりと踏みとどまっている様を見せてくれます。
楓の高い所に鮮やかな彩りがチラチラと見え、
それが徐々に下へと広がり始めています。


「木曜日から4日間はThanksgiving Holiday」と
ボストンの娘が言っていました。
アメリカでは民族大移動、
日本の新年のように、家族と共に過ごす人が多いのですね。
学校も職場も休み、飛行機のティケットがとても取り難くなります。
自分の親戚が傍に居ない娘たちは、
親しい友人のご家族のお集まりに合流させて頂くのだそうです。
ターキーと数種のパイがThanksgivingの定番料理です。
私はもうターキーもパイも焼きませんけれど、
日本の秋の実りをふんだんに取り入れた秋尽くし混ぜご飯を作りました。

添えには菊花とほうれん草の煮びたし、舞茸入りお澄ましを添えて。
お百姓のわら人形もリヴィングルームに参加しています。

秋は目にも口にもしあわせなことがいっぱいです。


 母にも収穫祭の香りをと、
昨日は、母の好きなパンプキンプディングを届けました。

デコレーションを施したプディングを、
母は「おいしい、おいしい」と、とても楽しんでくれました。
最近は、なかなか会えなくなっている親しい方々に、
母が送りたいというクリスマスプレゼントを
インターネットから一緒に選びました。
クリスマスリースもクリスマスバスケットも色鮮やかに美しく、
次の季節への期待に心が華やぎました。


内に外に、楽しみの尽きない晩秋の日々です。