秋色が広がって

　昨日は一日中秋雨が降り続きました。
秋晴れは爽やかで心が躍りますけれど、
紅の進み始めた庭を滲ませる時雨もまた佳ですね。

静かな雨の勤労感謝の日、私にはやきものに親しむ一日になりました。

　そして今日、天気予報に反して、朝まで雨が残りました。
息子の提案で、近くの紅葉狩りドライヴに母を誘っていましたのに。
「ジムに行った続きに来た」と息子が7時半にはもう顔を出してくれました。
様子を見ていても、雨の止む気配はありません。
母は早起きして待機中と聞けば、もう見切り発車です。
外を歩くには条件が良くないので、車の中からの紅葉狩りとなりました。
玉川学園→薬師公園→野津田公園→尾根緑道と紅探しのドライブ。
桜、プラタナス、ケヤキ、銀杏の並木道に秋色が広がっていましたけれど、
楓の深紅にはまだ少し間があるようでした。
2時間ほどのドライヴの間にいつの間にか雨は上がっておりました。
昼食には次男も加わりましたから、母はとてもうれしそう。
大人になった孫と一緒に過ごすことはもう滅多にありませんから。
若い人の食欲につられたのか、
母は具一杯のシチューにガーリックライスを添え、
半熟卵、サラダ、フルーツの食事に見事な健啖ぶりを見せてくれました。

　母を送って帰宅した後、紅の進んでいる楓を写していましたら、
通りすがりのご近所の方が、
「きれいになって来ましたね。ライトアップはまだ？」
「あらっ、待っていて下さったのですか？」
すっかりうれしくなって、早速にライトの設置、
暗闇の中にまだ緑の多い楓が新鮮です。