クリスマス・ライトの点る頃

 日ごとに天候が替ります。
今日は予報通りに朝からずっと雨、日暮れても未だ雨音が絶えません。
庭の紅が、滲んでいます。

こんな日は、轆轤の前で過ごす時間が多くなります。
でも雑念が多いためか、良い形になるものがありません。
形になっても気に入らず、潰して、練って、また轆轤回し。
結局残したのはこれだけです。3時間もかけましたのに。


 そうそう昨日はコンサートを楽しんできました。
「日本の歌」:美しい調べでした。
でも、ソプラノソリストの言葉があまり鮮明でなく、
練り上げられた歌詞が、すんなりと耳に馴染まないのが残念でしたけれど。
ヴェルディの「レクイエム」、
さすがに小林研一郎さんの指揮、
日本フィルハーモニーの演奏は聴き応えがありました。
武蔵野合唱団は女性対男性の比率が2対1くらいなのですけれど、
男性コーラスの響きにとても深みがあって、
こちらも聴き応えがありました。
もっとも、ミサ曲を聴いているというよりも
ヴェルディのオペラを聴いているような心地がして、
その迫力とドラマティックな展開を楽しんだのですけれど。
小林さんの恩師である山田一雄さんの「生誕100年を祝う」と銘打った
演奏会でしたから、選曲もそうした意図に添ったのかもしれません。
コンサートが始まる少し前に会場に行って、
クリスマスライトの点り始めたカラヤン広場を友人と歩きながら
写真を撮りました。

陽射しが暖かく、クリスマスツリーがちょっと時違いに見えました。


 コンサートの前と後に立ち寄ったANAホテルは、いつにもまして賑わい、
ロビーのクリスマスツリーが季節の雰囲気を醸しておりました。