第九を聴いて、年を納めて

 えっ、今日はもう22日、明後日はイヴ?
「さあ大変」と一瞬思いますけれど、実は大変の実態などはありません。
気持がせかせかとして、ねばならぬの強迫観念があって、
私の師走の心理状態は一種独特、非日常です。


 昨日は、友人たちとベートーベン交響曲第九番の付録つき
年納めの会をしました。
昼食会は「Ren」で11時から。
中段の4人テーブルにIさん、 Hさん、 Sさん、私。
2時間半、ノンアルコールビールで懐石料理を楽しみました。
コンサート前にアルコールは禁物です。眠り薬になってしまいますから。
前菜

椀盛り(鉄皮しんじょ)

お造り(鰤、鯵、海老、鯛)

強肴

もうお正月を思わせる品選びです。お味もなかなかでした。


 そして交響曲第九番
トリフォニーホールでの今日の演奏は新日フィル、
合唱は栗友会合唱団でした。
余程のことが無い限り第9はいつもでも私を満足させてくれます。
演奏する方も聴衆もすっかり手馴れていて、呼吸が合うのですね。
今回も例外ではありませんでした。
至る所に山があり、心はずーっと鼓舞され続けて、
最後の大合唱の歌い上げまで一気に駆け上がります。
あのテンポの良さと力強さ、盛り上がりが醍醐味ですね、第9は。
こうして書いているだけでもあの速いテンポのメロディーが
耳もとで鳴り続けています。
 今年も何とか乗り切れて、来年もきっと頑張れる
そんな気になっている私が居ます。