大掃除

 朝からどんよりと重く、寒々しい灰色の空、
今日は夕方から雨の予報です。
あまりに寒くて体を動かすのが億劫です。
でも今年も余すところ3日、
何のかのと自分に言い訳して手抜き作業をしてきましたけれど、
これでは年が越せそうもありません。


 重い腰を上げて先ず手を付けたのは、庭掃除。
今日は燃えるごみ収集の年内最終日でした。
落ち葉を掻いて、大きな袋に二袋。
側溝は息子がきれいにしてくれました。
次は、ホビールーム。
やきもの関係、書道具、書籍、小さい飾り物や作品類と
何もかもが押し込んである7畳ほどの部屋です。
暮にはここをすっかり片付けて、
二つの机の上は正月料理の置き場になります。
土や釉薬を片付けて轆轤や道具類をすべて白布でカバーしましたら、
いつもと違う部屋に見えました。
これで取り敢えず、料理置き場は出来ました。
母の喪中ですから、
いつものように祝膳を用意するわけではないのですけれど。
この部屋の納戸の中に、物を吊るして整理出来るようにと
息子がハンギング・ボードを取り付けてくれたのが
大いに助けになりました。


 気が付けば、息子がキッチンのタイルやコンロ周りの掃除に
取り掛かってくれています。
日頃家に居る人より、たまに帰る人の方が手の届いていない箇所や
不便な所に気付くのですね。
黙々と手を貸してくれる息子の配慮がうれしくて、
私の動きにもエンジンが掛かりました。
 お蔭で、予定したことがまことにスムーズに片付いて、
やきものをする時間まで出来ましたから、
お正月用の鉢に辰砂を掛けて、窯入れしました。


 忙中閑、息子と抹茶で一服です。