節分

 昨日の汗ばむような陽気は、ちょっと急すぎる感がありましたけれど、
今日は、程よく温かく、ちょっと春めいた心地良い一日になりました。
夕飯の後、おまじない程度に豆撒きをして、
年齢の一割ほどの豆を食べました。
鬼の面を柊と一緒に飾って、

「災いを持ち込むと痛い目に遭いますよ」とよく言い聞かせました。
今年も風邪も寄せ付けない健康を維持出来ますように。
ちなみに昨年は、息子も私も一度も寝込むことがありませんでした。


 今朝は息子と6時に家を出て、高尾までお墓参りに行ってきました。
中野に住む長男とは霊園で待ち合わせて。
墓石を洗う水が、撒く端から凍ってしまったのは、
つい2,3週間前のこと、
今朝は空気に緊張感が消えて、体もリラックスしています。
春が近いと感ずるのは空気のやさしさ、景色の何とない靄い方、
空の色や雲の動き木々の芽の膨らみ方、
季節は確かに動き始めているようです。
遠くに見える丹沢連峰の稜線が、やわらかい形を描き出していました。

 
 帰宅したのは10時、日曜の早朝は車の流れも良く、
全てが順調でしたから。
4日が次男の誕生日ですけれど、長男は今日中に帰らねばと言います。
そこで一日早目の誕生祝いをすることにしました。
下拵えは昨日の内におよそ済ませてありましたから、
帰って直ぐに支度を始めましたら11時には終わりました。

「美味しい、おいしい」と食べてくれる息子達も
昔のようにあっという間に平らげるということはなくて、
随分上品な食べ方になりました。
息子を送って出れば、外は本当に長閑な日和、
次男の生まれた日、そして退院の日も、
一面の銀世界だったことを思い出し、懐かしさが心を過ぎりました。