3月11日

 昨日は、観測史上初めてという3月初旬の真夏日が記録されました。
そして今日は最高気温が12℃、一気に13度も下がったことになります。
明日はまた20℃を越える暖かさと聞けば、
三寒四温などという長閑な表現が当てはまらない不気味さを感じます。


 今年もあの日が巡り来ました。
数日前から多くの映像が流れ、あの日あの時、
そして彼の地の今が伝えられました。
遅々として進まない復興事業、
原発のその後、様々に次々に露呈する新事実、
やりきれなさを露わにし、怒りを抑えきれない被災地の方がた、
現地の厳しい状況は変わらないまま、
徒に時だけを重ねてきたのでしょうか。
あまりの虚しさに暗澹たる思いの私達に、
子供たちの元気と明るい表情が一縷の光のように眩しく見えました。


 今も被災地と私を結ぶ細い糸は、
ささやかな献金と現地の産物の購入。
今年もそろそろ雪の下から山菜が顔を出し始める時期、
瑞々しい山の幸に出会うのを楽しみにしています。
一日も早くみなさんのお心に安らぎが戻りますようにと祈る一日です。