卯月入り

 4日ぶりに春らしい陽射しが戻りました。
明るい光の許で見ると木々の芽吹きも草花の若い葉も
みんな生き生きと輝いて見えます。
八手や楓の新芽が、
赤ちゃんの手のようにおずおずと広がり始めています。


 花達の急ぎ足が止まりません。
東京の桜は、雨と風に急かされて、もう葉桜が進んでいます。
でも海棠はまだ踏みとどまって、最後の華やぎです。

次の出番は石楠花?姫うつぎ?小手毬?


 昨日の茶道具の片づけに続いて、
今日も茶杓茶筅、蓋置、香合など細々したものの整理、
そしてずっと日の目を見なかった袱紗たちの虫干しもついでに
済ませました。


 月替わりとて、春の歌を一首ホームページに投稿。

薄衣(うすぎぬ)をまとうが如き海棠に虜となりぬ黒き小蜂は


これで今日の予定は完了です。さてお茶にでもしましょうか。