春の長州を旅して(3)
朝から降り続いていた五月雨が昼前に上がりました。
若みどりが洗われて陽射しにキラキラと瞬いています。
時折通り過ぎる風に若葉がそよぐ姿も好ましい。
木陰に立って空を見上げると透明感を増した翠と
澄んだ空の逭とが溶け合って、
得も言われぬ色を見せてくれます。
明日からのG.W.を前に美しい季節の到来です。
さて長州の旅の最後はじっくり萩です。
出かける前に朝食。またまたご馳走でした。
出発は今日も9時。
先ずは毛利家の菩提寺、東光寺へ。
奇数代の藩主とその奥方が眠っているとのことです。
藩士が寄進した石灯篭は500基を超えるそうです。
→松陰神社、
ここは私は、4,5回目でしたけれど、
中国地方が初めての友人には欠かせない所です。
→御船倉
藩主の御座船や軍船を格納した 旧萩藩の倉。
かってはここから船に乗って海遊びなどに出かけたそうですけれど、
今は、川は埋め立てられていました。
→菊が浜。日本海はやっぱり勇壮でした。風強く、海あくまで蒼く。
→萩城跡(指月公園)
→野山獄跡。吉田松陰が繋がれていた牢の跡です。
→木戸孝允家
→高杉晋作家
観徳門。萩の藩校明倫館聖廟にあった門。
明倫小学校。
藩校明倫館を祖として明治5年に開校した由、
木造4棟からなる、とても立派な小学校です。
→旧萩駅舎。
→金麗社。
奇兵隊の本陣が置かれ、高杉晋作、山形有朋、伊藤博文達が
作戦会議をした所。
萩市は、松本川、橋本川、そして海に囲まれた三角州にあります。
一日歩き回った後、宿の近くを流れる松本川の河口近くを散歩しました。
川沿いには漁船や釣り船が長い列を作って係留されていましたけれど、
直ぐ近くが萩商港なのに、磯の香りが全くしないのが不思議でした。