空深々と碧き日に

 昨夜は、「明朝は、気温が下がって非常に寒い」と
天気予報が告げておりました。
大寒の最中、寒いのは当たり前、それでも零下ではありません。
今朝雨戸をあけても、霜の気配さえありません。
空は碧々して深く静まっています。
陽射しは神々しいほどに明るく煌めいて、風もありません。
今日も一日穏やかに過ぎていく予感があって、心がみちています。


 早朝から小鳥たちの声で賑わう庭には、
未だ赤い実がたくさん残っていて、


南天の葉の赤とでぬくもりを醸しています。

自然の豊かさ、嫋やかさ、やさしさ、日々の生活の潤いですね。


 私にとって、ある大きな出来事が正念場を迎えていて、
それにどうやら目鼻がついたと思える結果が昨日出たのです。
大きな安堵感と解放感、そして虚脱感、

今朝は、彼岸でいつも見守っていてくれる私の守り神さま達に
沢山の報告が出来ました。
目に入るものすべてがキラキラ輝いているように見えるのは、
私の心が煌めいているからなのかもしれません。


 庭の日溜りに番いの雉鳩がやって来て、
一羽は芝の中に座り込んで日向ぼっこ、
もう一羽は、付かず離れず、座っているパートナーの周りを
ひょこひょこ歩きながら芝をつついて餌探し、

その内二羽が近づいて、一瞬何か囁き合うようなしぐさをしてみたり。

それを眺める私の心もゆったり、ゆったり。

 
 一年に一日くらい、こんな風に本当に何もせず
陽射しを浴び、風を感じて、ただ庭を眺め憩う日があれば、
それだけで、長生き出来そうな気がします。