春起しの絹の雨
このところ一日おきに雨がやって来ます。
晴れた日のやさしい日差しと
次の日の潤いとが、
木々や花々を育てていく様が手に取るように分かります。
昨日は、大阪に帰る友人を送りがてら、
浜松町の世界貿易センターで昼食をとりました。
このビルは子供たちが中学生くらいだった時に来て以来です。
当時は、日本で一番高いビルディングとしても有名でした。
その最上階に古い老舗の洋食屋(フランス料理)さんがあります。
飾りつけも味つけもここの設立当時(1920年)を受け継いでいる
とは、サーヴして下さったタキシード姿のウエイターの方の話。
料理はこのようなものでした。
鳥の唐揚
メインディッシュが鰆のムニエル(写真撮り忘れました)と
リブステーキ
彩りがクラシックでしょう?
飾り付けばかりでなくお味も、どこか昔風で、
家庭料理のように素朴で、舌にやさしいものでした。
食後40階の展望台に上ってみました
晴天なのにちょっと霞んだ空、
それを映してゆったりと凪いで見える春の海
友人と過ごした4時間は、時が止まったかのように
心寛いだ、ひとときでした。
春はどうやら本もののようです。