碧空に海棠映えて

 時に雹の降るような日もあって、
定まらない春の日が一週間ほど続きました。
急な雨に遭って、お花見の酒盛りもそこそこに
避難する映像も観ました。
雷非難した運動中の中学生の濡れた映像もありました。


 そんな日々の後に、今日は恵の碧の空です。
海棠がその空に華やいでいます。

季節はそろそろ定まるのでしょうか?


 このところの日々は慌ただしくて、
このページに立ち寄る時間がありませんでした。
気が付けば、最後の投稿から、もう8日も経っています。
こうして月日がどんどん流れて、年齢が嵩張っていくのですね。


 お墓参りをしたのは、6日の事、長男が一緒でした。
春の遅い高尾にも花の季節は訪れていて、
墓地の風景が和らいでいました。

気まぐれ天気の日でしたけれど、
お参りの間は雨が待ってくれて、お掃除も念入りに出来ました。
その続きに、近くに引っ越した従姉妹を訪問、
初めて訪ねる私達を気遣って、従姉妹は外で長いこと待って
いてくれたようです。
小雨が降りはじめた、冬のように寒い日でしたのに。
とても久しぶりの再会でしたけれど、
会えば空白の月日はあっという間に消え去ります。
人との絆は、そこはかとない存在ながら、
とても強くあたたかいものでした。
出来立てのお茶の本を進呈して別れました。


 雨が強くなってきて、お花見の計画は沙汰止みとなりましたけれど、
心は充ちておりました。
帰りに、とても食べたかった吉野家の牛丼(アタマ盛り)を持ち帰ったのも
私の出来事の一つです。
そして、夕食は息子が買い物から引き受けてくれた初鰹のたたき、
新玉葱と、新生姜が添えてありました。


 その前日の5日にも久しぶりの出会いがありました。
高校時代からの交流が今も続く仲間6人の内、
4人の顔が揃っての昼食会です。
ところが、さくらの季節、卒業、就職、おめでたの季節、
おまけに土曜とて、場所定めにちょっと手こずりました。
運良く、うかい亭に空室ありで、その日の運びとなったのです。


今年のホノルルマラソンでも年齢別で優勝したMさん、
お茶の指導、弓道、山登りと大忙しのKさん、
目の不自由な方達のために力を尽くしているSさん、
みんな本当に生き生きした目をしていました。


 日にちは駆け足で過ぎていきますけれど、
その中に山もあり谷もあり、長閑な野原もあり、ぬかるむ道もあり
その起伏を、楽しみながら生きていければ最高ですね。
私にとってのこの頃は、
少し起伏のある丘のような月日といったところでしょうか。