彩りゆたかに

 今日も陽射しが眩い朝です。
海棠からピンクの雨が降り注いでいます。

海棠からバトンを手渡されて、石楠花が真っ盛り、

ハナミズキも蕾を膨らませて、出番を待っています。

花壇の花たちは、陽射しをいっぱいに受けて、
わが世の春を歌っています。
楓はもうずいぶんと若葉を広げ、

ヤマボウシも芽吹き始めました。

春たけなわ、命の季節です。


 心たのしく、そしてせわしないのは、
ボストンへの旅を控えているから。
航空券は疾うに用意しましたけれど、
お土産の買い物や荷作り、出る前の家や庭の片づけなど
やること様々、でも気候が良くて動き易く、
何をするのも苦になりません。


 出る前の力仕事は土作り、カチカチになっている土を
大きな発泡スチロールの箱に運び入れ、水をいっぱいにはります。
釉薬の入ったバケツもかなりの数で干からびています。
忍び込んだ枯葉などを退けて、これにも水を張ります。
それを運ぶのも力仕事、何回も繰り返していると、
膝がガクガクして、腰がやり切れなくなります。


 今日は半分ほどで中止して、家に入りました。
午後からはスーツケースとボストンバックの荷作りでも致しましょう。
東京より一ヵ月は季節が晩生のボストンでは
まだコートもセーターも必要です。
衣類を出来るだけ少なく、でも不自由が無いようにとあれこれ思案中、
でもお土産の方はいたって簡単、
壊れないものを全て大きなボストンバッグに詰め込めばよいのです。
荷物は、発つ前日に、送り出します。
荷物が出て、暇になったら花壇の花植えと、
留守中を管理してくれる次男への作り置き料理でも致しましょう。
たった2週間足らずの旅なのに、妙に張り切っている私です。