春の祭典イースターとPatriot Day

 午前3時、もうすっかり目覚めています。
ボストンに来て4日経ちましたけれど、
まだちょっぴり時差を抱えているようです。
20日春の祭典イースター
21日:Patriot Day:独立戦争勃発の日
イヴェントフルな日々を追いかけて過ごしています。
半年の冬期間を忍んで、ようやく迎えた春に
雪国の人たちの顔は輝いて見えます。
朝夕の空気はまだキーンと鋭いのですけれど
陽射しが出るとその眩さは目を射るばかり、
家にじっとしているのはとても惜しい気がします。
木々の芽吹きはまだですけれど、
春到来の目印、メープルの花が日ごとに広がって、
名も知らぬ小さな野の花が一斉に花開いています。

 Easter Sunday のために
娘がSunday Brunchを予約しておいてくれました。
昔家族で時々行ったことのある、Waltham の Westinです。
何年たっても変わらない街並み、そして建物、
これがこの土地が大好きな私にとってはとてもありがたいのです。
10時に行ってみると、レストランはまだ閑散、


昼近くなると教会帰りの正装した人たちで関は満席になりました。
飾り付けも玉子とウサギと花々、
目にしてしまえば、口にしてみたくなるのは人情、
雰囲気と一緒に常の3倍くらい食した気分です。

帰りに買い物に寄ったWilson FarmもEasterの買い物をする人たちで
大賑わい、Easter cakeと色とりどりの花々に春の色が溢れていました。


 Patriot Day
1775年4月19日がアメリカ独立戦争の火ぶたが切られたそうです。
最初の開戦地レキシントンでは、この日の朝五時半から
イギリス軍とアメリカ農民兵との戦闘シーンが演じられるのが
恒例です。
5時に目覚めたものの、時差を抱えた体は物憂くて、行くのは中止、
だけ8時半からコンコードで行われるセレモニーに出かけました。
コンコードの街はすでに人、人、人に溢れていました。

それなのにパレードの行われるNorthbridgeの隣には広大な駐車場が
設けられていて、土地にゆとりのある所はさすがと感激しました。
イギリス軍に攻め込まれてコンコードまで後退したアメリカ軍が
この橋で態勢を立て直して反撃に転じた由、

私でさえよく知っているこの話がマイクを通して伝えられると、
観客からはヤンヤの拍手、何だか微笑ましい気がします。

イギリス軍が制服に身を包んで行進して来ます。

橋の向こう側にはアメリカのミニッツマン
(一分間ではせ参じたという農民兵)が陣取っています。

双方の打ち合いのシーンがハイライト、
その後にパレードが続いたようですが、
寒くなって、ホテルに退散しました。
ちょうどbreakfast buffetの時間帯、
ベーグルとベイクドポテト、それにフルーツを注文、
温かいコーヒーが胃に浸みました。


 食後に散策したコンコードセンターは車が全く無い世界、
教会もホテルも当時のまま、

18世紀の服装をした人がそぞろ歩く、

まことに長閑な風景でした。