真夏日の訪れ

 陽射し煌めく朝です。
今日の天気予報は晴、最高気温31℃、熱中症に注意とあります。
若葉が陽射しを受けて透明感をましています。

渡る風に緑の匂いを濃く感ずるのは、
少し増して来た湿り気のせいなのかもしれません。



 車を車検に出して、暫くは足を使うか、家に留まるかです。
今日は手紙を投函に行った続きに近くの和菓子屋さんで
水餅、梅餡餅、笹餅などの夏和菓子を購入、冷凍にしました。
大抵の和菓子は冷凍保存が出来ることは、
お菓子屋さんのご主人に教わりました。
不意の来客にも慌てないで済みます。


 戻ってからはずっと土いじり、
黒楽、赤楽、紅志野、土と釉薬との相性を探っています。
窯は終日フル回転、
低温焼成のものは、
少し無理をして一日に2回火入れをする日もあります。
先週末、
長い間関わってきた面倒な出来事の片が付いてからというもの
気分爽快、心おきなく土にのめり込んでいます。
期間が空いただけに、勘が戻るのにちょっと手間取りましたけれど、
ようやく元のペースが戻って来ました。


 オークションで入手した大徳利を修正してみようと思いついたのも
ごく最近のこと。
先日は良い形と絵付けの古い徳利を1000円で落札。
先ず首回りに帯状に出ている黄色い染みを700℃で焼いて飛ばしました。

これは成功、ところが、焼いた結果姿を現したのが
小さな穴と大きな皹、出品者はこれらの情報を隠していたのですね。
これらを土で穴埋めして、釉薬を融かす為に1000℃で焼きましたら、
穴は塞がりましたが、皹が完全な割れ目となり大きく裂けました。
これはかなり悪質な出品者だと思いますけれど、
安物買いの銭失いを絵に画いたような出来事でした。
でもこの一連の作業から学んだことは
①徳利の白釉は意外に低温(1000℃)で融けること、
②それに引き替え、上絵付けの青呉須はかなりの高温(1200℃)まで
融けずに保つこと。
この二つの情報は、今後役に立ちそうです。


 昨日夕刻から焼いていた黒楽の筒茶碗を今朝窯出ししました。
入れ違いに今は楽茶碗の素焼きをしています。
焼き上がった茶碗はまあまあと云えましょうか。


冬茶碗ですけれど、これから初使い、
買ってきた水餅をお茶の友に楽しむことに致します。