清々しい朝に

 時計は5時20分。
雨戸を繰ると心地よい涼風と眩しい光と溢れる緑、
夏の早朝の高原のような雰囲気です。


 長男が昨夕帰宅して、
今朝は早速にポストの修理などしてくれています。
こまめに気軽に事を片付けてくれる彼をあてにして、
私のメモ帳には頼みごとが列挙してあるのです。
彼の仕事ぶりを見に外に出た続きに 、
朝の澄んだ空気の中に咲く紅白の薔薇をカメラに納めました。

夏の早朝の清々しさ、「早起きは三文の得」を実感です。


 気分が良いのは、昨日のコンサートの余韻もあるのでしょう。
サントリーホールでのコバケン・ワールドVol.7、
小林研一郎指揮、日本フィルの演奏で
モーツアルトチャイコフスキーを聴きました。
モーツアルト:セレナーデ第13番ト長調
アイネ・クライネ・ナハトムジーク
甘くやさしい小夜曲にうっとりした後に
岡田博美さんの息をつめたような迫力のあるピアノで
チャイコフスキー:ピアノコンチェルト第一番変ロ短調作品23、
そして激情の交響曲第四番ヘ短調作品36を。
慟哭も歓喜もたたきつけるような激しさに唯没入して。
高ぶった心を鎮めるようにアンコール曲は「ダニーボーイ」、
緩急とりまぜて、まことに行き届いた演出でした。


 コンサートに先立っての昼食は、
お隣のANAホテル、花梨での飲茶を。



 心地良いお天気は終日保たれて、
天からのギフトのような一日は、ゆっくりと暮れて行きました。