如月入りからもう2週間

 昨日は大荒れの日曜日、予定していたお墓参りもフイになりました。
Valentine’s Dayといっても私から家族へのチョコレートは無し、
「食べ切れないから」とのお断りです。
その代わりというのも変ですが、長男が私のお昼用にと
あさりざくざく、にんにくたっぷりの
スパゲッティ・ボンゴレを用意してくれました。
お味は言うまでもなくとびきり美味でした。


 それに先駆けて、ノアからはカードと私好みのピンクの袋入り
ホワイトチョコレートが到着、大きな紙のカードには画面いっぱいの
大きなハート、そして紙の縁取りに可愛いハートが116個も描かれて
いて、私はもう大感激です。

写真をと思いましたけれど、
ノアが、それはナナチャマだけにあげたのだから」と言いますのでので、
思い留まりました。
そんなわけで、私だけがうれしいValentine’s Dayということに
なりました。


 2月12日のお茶の会はお休みの方が多く、静かな会でしたけれど、
熱心な皆さんが丁寧に勉強なさる良い機会になりました。
着物で見える方がだんだん増えて、座は華やぎを見せています。
茶室には、宇部の姑の片身に頂いた梅の軸を初めて掛けました。

明治の女性の手になるしっとりと落ち着いた雰囲気の軸は、
茶室にも凛として優雅な雰囲気を運んでくれました。


茶菓子は今日は大賑わい、
ヴァレンタインの華やいだお菓子に、


社中の小川美知子さんから春の手作り茶菓子の差し入れ、

義妹洋子さんからの川越土産のおさつも加わって、

お菓子は誠に多種多彩、会話も自然に弾みます。
手が疎かになりがちな時は、母の言葉「ここはお茶室ですよ、
おしゃべりはほどほどに」を思い出し、皆で心を戒めました。


 なにかにつけて母を引き合いに出して「母ならばきっと・・・」が、
最近の私のお教えの仕方になっています。少し狡いのですけれど。


 少し晩生の濃い紅紅梅が、昨日の暖かさに一気に広がりました。
今日はまた冬空に戻りましたけれど、慌てた様子もなく
ゆったりと咲いています。

先ほど調べた花言葉は「芯まで暖かい」でした。
春の歩みが駆け足になっているようです。