なごり梅
濡れて行くにはちょっと重い春の雨、
朝からしとしとと一日中降り続きました。
もう見る影もなく色褪せていた紅梅が色鮮やかに
蘇ったかに見える魔法の雨でもありました。
春は思わせぶり、桜の蕾を膨らませた後に
重い雨、でも身を切るような冷たさは遠のいたかに思えます。
私はこのところ本の出版のための作業ばかりに明け暮れて、
外へ出るのも必要なことだけ、
土いじりからも遠のいて、心がちょっと餓えているようです。
暖かくなれば土いじりも楽になります。
作りたいものもたまっていて、そろそろ動き出す季節到来です。
コンサートシーズンにもなりました。
春は外へ外へと心を向けて、彩り豊かな日々を過ごしたいものです。