和菓子歳時記(三月②)

 お茶の会の前には、蛸八さんを再々訪ねて、
ショーケースに並ぶお菓子の入れ替えをチェックして、
その中から2種類の季節の茶菓子を選んで注文します。


 この度は「蕗のとう」と

色合わせを考え「道明寺」とに決めました。

「蕗のとう」は私も拝見したのは始めて、蛸八さんの新作だと思います。
この淡い緑の爽やかさ、芯まで克明に表現して誠に繊細です。
社中の方たちにもたいそう好評でした。
「道明寺」は手にする前から桜葉の香りが立ち、塩加減も絶妙、
甘い餡と良く合って、抹茶にもぴったり、
伝統菓子にはやはり奥深い味と香りがありました。