水無月入り

あっという間に一年の半分近くが過ぎてしまいました。
ボストンで一ヵ月を過ごし、
戻って来てからはずいぶんと怠けていたような気もします。
時差がなかなか取れないという理由にかこつけていたような
気がしないでもありませんけれど。
でも長い留守はその間のあれこれを棚に上げているということですから
帰ればそれらがどっと押し寄せてくるのは自明の理です。


先ずは体のこと、予約してあった定期健診、
アレルギー気味の目の検診、傷んだ膝の手当て、
そして車免許の更新、5月のお茶の会、
故障したトイレの修理、
荒れた花壇の花の植え替え、

おみやげを届けたり、送ったり
髪の手入れもしたいし、各部屋に埃もたまっているしと
やりだせば限ないあれこれを、
せっせではなくのろりのろりとそれでも毎日動きました。
そして2週間、生活はほぼ元通りになりました。


そうなればしたいことは音楽を聴くこと、
轆轤を廻すこと、
写真を撮ること、人に会うこと。


5月29日はサントリーホールへ。
日本フィルの創立60周年記念コンサート。
コバケンさんの指揮でモーツアルトのピアノ協奏曲10番、
ドボルザークの新世界、ラヴェルボレロを聴きました。
ボレロ圧巻でした。母の大好きだった曲、涙が出ました。


このところ土いじりに没頭しています。
紫陽花を表現した器を作りたいのです。
なかなか雰囲気がうまく出せず、悪戦苦闘していますけれど、
やりだすと面白くてやめられません。

そうこうしている内に6月入り、
夏椿が可愛い花を見せています。

がくあじさいも少し色付きました。

梅雨は、もうすぐそこまで来ています。