小正月に

この冬一番の冷え込みと言われる日が今日で四日、毎日記録更新です。
日本海側は北から西まで雪、ゆき、ユキ。
東京は雪は降らないものの、朝は零度を下回る冷たさです。


昨日は小正月でした。
楽しみにしていた友人との昼食とコンサートの予定も、
余りの寒さに「家で暖かくしていたい」気分になっておりました。
息子が玉川学園の駅まで送ってくれて、電車を待つ間の数分間も
足踏みするような底冷え、
初めて使った貼るカイロが大いに助けになりました。
でも手袋を忘れたのは大失敗、ポケットに手を入れて足踏みの情けなさ、
やっぱり冬は冬、東京と言えども侮れません。


代々木上原で待ち合わせ、
ANAインターコンチネンタルホテルに落ち着いて人心地が着きました。
温かいニューイングランドクラムチャウダー、あったか〜い

野菜たっぷりの炙り蛸の前菜

生ハムと大きな生マッシュルーム入りサラダ

ロブスター

どれも懐かしいニューイングランドの雰囲気です。


ゆっくりの昼食の後、サントリーホールに行くと珍しく開演10分前
席に落ち着くとすぐに演奏が始まりました。

ラフマニノフ:ピアノ協奏曲第二番ハ短調
ピアニストは小山 実稚恵さん。小林研一郎さん指揮、
日フィルの演奏です。
小山さん、噂に違わず堂々として、繊細かつ大胆な演奏ぶり、
余裕を感じました。
お腹がいっぱい、暖かく心地よい環境、美しい調べ、至福の時です。
睡魔が襲って来るのに立ち向かう、少々努力が要りました。


20分のインターミッションを挟んで、小林研一郎さんの曲へのご案内。
ご自身のピアノ演奏入りの分かりやすく、楽しいお話に続いて、
ベートーヴェン交響曲第七番の演奏です。
新春のはつらつとした気分にマッチする、リズミカルでメリハリのある
素敵な演奏でした。


演奏果てて外に出れば、傾きかけた日がビルを明るく照らし、

空気はいくらかぬくもりを取り戻しているように思えました。


サントリーホールは2月から改修工事に入る由、8月には新装なって
素敵な姿と、より良い音響を提供してくれるのでしょう。楽しみです。