夏戻り

 朝から不思議な天気でした。
バタバタと大きな雨音に目が覚めたのは4時13分。
もう一度眠ろうと目を閉じても無駄なことと分かって
4時半、ベットを出ました。
雨音のする外は勿論真っ暗。
ヨガ、そしてスクワット、50分ほど運動している間に
外が少しずつ白み始め、雨も止みました。
5時半頃から空が紅に染まり始め、
林の陰から黄金色の光が広がっていきます。

今日一日のお天気が約束されたようで
うれしくなりました。
母と姉弟揃っての墓参を予定していましたから。


9時に、母と弟夫妻が迎えに来てくれて、
オレゴンから帰国している弟夫妻、
近くに住む弟夫妻とは霊園の休憩所で落ち合いました。
強い陽射しに、お参りの最中も汗がにじみました。
父も夫も勢ぞろいした顔ぶれに頬を緩めたことでしょう。


 母が用意してくれた昼食会の会場うかい竹亭までは
15分くらいのドライヴ。
好天の日曜日とて、大勢の人の気配はしましたけれど、
竹亭はいつもと変わらぬ静かな佇まいを見せてくれました。




秋の味覚をふんだんに取り入れたメニューの美しく豊かなこと。

 母とその子供たちが全員揃うことは年に一度あるか無し、
話は途絶えることなく続いて2時間が瞬く間に過ぎて行きました.
 母を囲んで8人の姉弟が集うた秋の一日は、
30℃を記録した季節外れの天候と共に、
しっかりと心に刻まれました。