夏色のボストン郊外

 北国ボストンは、
ようやく手にした緑の季節を謳歌しているようです。
オークもメープルものびのびと葉を茂らせ、
木陰には植えられたばかりの花々が彩りを見せ初めています。
間もなく学校は夏休み。
これから9月まで、人々が一番活気付く季節です。


 5月28日、ボストンにやってきました。
就航したばかりのJALの直行便で。
今までは家を出てから一昼夜は覚悟の旅でしたけれど、
乗り継ぎ無しの此の度は、
追い風を受けて成田、ボストン間は12時間5分。
空港には娘と孫のNoahが満面の笑みで待っていてくれました。

家を出てから娘の家まで15時間の旅でした。
道すがらのチャールス・リバーには
風をはらんだセーリングボートがスイスイ、
川沿いの道はランニングに汗する人でいっぱいでした。
Tシャツ、ショートパンツ姿の人が闊歩して、
気温はまだ20度前後というのに、
ボストンはもうすっかり夏景色です。

 通過したケンブリッジの街は、学生が夏休みに入って閑散
としていました。

これからは観光客がこの街の主役になることでしょう。
昨日行った農場は、花の祭典のように彩りにあふれて、
カートに溢れるほどの苗を買い込む人々の表情も生き生きしています。

友人の家を訪ねたのも昨日のこと。
昨年3月以来1年2ヶ月ぶり、
友人と共に犬のIvanが飛びついて歓迎してくれました。
レキシントンにあった私の住まいの庭から移した
Bleeding−Heartがまだ花を残して待っていてくれましたし。


まだ時差の残る頭の中には、
整理されないままに、やりたいことが渦巻いています。