ためらいの春

桜が開きかけて、戸惑っています。 最高気温が20度近くなったのは3日前、その翌日は冬戻りと 天候が大揺れして、寒空に開花した靖国神社の観察桜もしまった、 早まったと、思っているかもしれません。 季節は気まぐれ、大きなマフラーや厚いコートが 出たり…

桃の節句も過ぎて

今年も怠けて、飾ったのは内裏雛だけ。 それでもやっぱりお雛様がそこに居れば、心も辺りの雰囲気も和みます。 幼い頃から馴染んだ雛人形を手にして、その古い匂いに接すれは、 心はあっという間に昔へと戻っていきます。 テキパキと雛壇を組み立てていくセ…

冬晴れの日々に

季節が冬を越えて春側に移ったのが実感されるような陽ざしの日が 続きます。 ぱらりと小雨が降った日も濡れるほどには無く、ほんの湿り、 それでも空気が少し落ち着いてほっとする思いはありました。 世の中今やチョコレートの話題に溢れています。 それとト…

春立つ日に

昨日は節分、今日が立春 暦通りに春の近づく気配が伝わる暖かく穏やかなお日和、 心も体もゆるゆるとします。 今日は次男の誕生日、 彼が生まれた日は、朝から雪が降っていました。 上に長男がいて、早産の気配がありましたから 一歳半の子を私の母に預けて…

二月入り

先月末から上天気が続いて、 俄かに春を身近に感ずるようになりました。 とは言っても暦の上では冬真っ只中、 まだまだ油断はなりませんけれど。 それにしても陽ざしが眩い、 心なしか小鳥の囀りも賑わいを増しているようです。 ずーっと心塞いで過ごしてい…

やさしき友は、冬空の彼方へ

空は明るく、吹く風に厳しさはありません。 春の兆しが見え始めて、心が浮き立つ季節のはずです。 でも私の心はずしりと重く、何を見ても、何をしていても 楽しみません。 北から大吹雪のたよりがあって、東京も肩すぼめるような 底冷えのする1月26日の夜、…

初釜が終わって

一月も余すところ数日となりました。 北海道、日本海側の北から西まで雪に見舞われる一方で、 太平洋側はカラカラ天気です。 20日金曜には関東地方平野部にも雪の予報が出ましたけれど、 実際は雪も来ず、パラパラと小雨が降った程度、 初釜をその日に決めて…

小正月に

この冬一番の冷え込みと言われる日が今日で四日、毎日記録更新です。 日本海側は北から西まで雪、ゆき、ユキ。 東京は雪は降らないものの、朝は零度を下回る冷たさです。 昨日は小正月でした。 楽しみにしていた友人との昼食とコンサートの予定も、 余りの寒…

七草粥と鏡開き

年明けからもう2週間近く、一日が駆け足て通り過ぎて行きます。 東京は気温は平年並みに10度を割ってはいますけれど、 陽ざしは明るく春の息吹が感じられるようになりました。 一方で北海道、東北は今年一番の大寒波に見舞われています。 一日で二メートルも…

碧一色の空が続いて

年末からずーっとお天気続き、 昨日今日は朝の気温が2,3度と冷え込みましたけれど、 陽ざしは衰えることなく降り注いで、終日明るさが保たれました。 もっとも今日は風が強くて、 更地になった隣家に敷き詰められたブルーシートが、風にあおられて バサバサ…

2017年の三が日

あけましておめでとうございます。 平成になってもう30年になんなんとしています。 年齢を重ねることの重さ、祖父母、両親、舅姑が語っていた事々の 意味を、頭ではなく心と体が徐々に感ずるようになってきています。 それは重く物々しい心もちではなく、 む…

師走の日々は駆け足で

気付けばもう今年もあと三日、にわかに心が焦ります。 遅まきに年賀状を書き終えはしたものの、 庭に積もった照葉の名残りはうず高く枯れ木の根元をうずめたまま 毎日「ああやらねば」と思いつつ、目先のことに追われています。 私は何時も怠りなく行き届い…

季節は駆け足

師走入りしてもう9日が消えてしまいました。毎日、毎夜楽しんだ、紅葉も 今日の木枯らしで、紅葉は容赦なく吹き飛ばされて、 トップは裸木と成りました。 うなり声をあげて襲い掛かる西風の意力のすさまじさ、 庭も道もパラパラと降る紅の葉で埋まっていきま…

師走入り

あっという間に一年が巡ります。 とうとう今日は師走入り、昨日と何も変わらないのに なにやら忙しないような気分になっています。 今朝も5時起きしてヨガとスクワットをして 7時過ぎには家を出ました。 明日のお茶の会に備えて、足の状態を万全にするため …

楓のLighting

昨日今日と小春日和の心地よい日が続いて やきものが捗っています。 人にやさしい天候は、生きるもの全にいやさしいのでしょう。 しょうが飛び、蜂や蟻がせっせと働いています。 楓の紅が進んで、 木の実が色付いて、 花たちの彩も冴え 明るい陽ざしの下は華…

霜月の日々

月が替わって、もう2週間、時間がどんどん飛んでいくようです。 楓の紅葉も始まって、東京もいよいよ秋本番、カレンダーも残り一枚 気忙しさが心に宿ります。 11月は行事の多い月、 11月9日はオクトパスの会に出かけました。 それは、夫が学生時代に作ったダ…

秋晴れに澄んだ歌声響いて

昨「文化の日」は、予報を覆して、抜けるような碧空、 日頃から行いの良い方たちのお集まりには天候も 味方してくれるのでしょう。 ワグネルソサイエティOB男声合唱の定期演奏会に 友人たちと伺いました。 意外に道のりに時間がかかり、会場に着いたのは開…

進みゆく秋の日々

このところ素晴らしい上天気と寒空の日が交互にやって来て 気が付けば秋がすっかり深まっています。 ピラカンサの実が真っ赤になりました。 お隣の柿の実も良い色になっています。 山茶花が咲き、 吉祥草もひっそりと足元で花開いています。 楓の紅葉はまだ…

ようやく秋が落ち着いて

神無月入りしてもう10日、「体育の日」を含む三連休が過ぎて ようやく気温が落ち着いてきました。 でも清々しい碧空がなかなか望めないのです。 三連休も二日間は雨、秋晴れが定番のはずの「体育の日」も曇りと 冴えませんでした。 それでも先週までの30℃越…

進み行く秋の日々

長雨の後に、ようやく陽射しが戻ってきました。 この秋は殊に雨の日が多いように感ずるのは私ばかりではないようです。 何よりも正直なのが、潤っている植物たち、 陽ざしを受けて彩冴える秋の花たちの何と生き生きしていることか、 それを眺めると、私の心…

重陽の節句の日のお茶の会

昨9月9日は、重陽の節句(菊の節句)でした。 陽の数字(奇数)の最大数9が重なるのですから 誠におめでたい日ということになりますね。 丁度その日が「9月のお茶を楽しむ会」と重なりましたから、 茶室の設え、道具は菊尽くしとなりました。 と言っても…

長月入り

台風が大暴れして、まだ復旧が思うに任せない状態ですのに また台風12号が日本列島を狙っているという予報が出ています。 9月に入って朝夕の風の中に爽やかなものを感じ始めた矢先、 今日の夕方からまた雨になるのだそうです。 今日はこれから陶芸窯(電気)…

台風一過

8月も今日で終わり、暑い暑いと言いながらも 過ぎてみれば夏への名残りもそこはかとなくある渡しの季節です。 関東地方に台風が、しばしばやって来た八月でもありました。 23日には台風九号がやって来て、 本州で大暴れした後太平洋に出て、 その後,北海道に…

八月の日々

8月15日、正午に市役所の広報車が終戦記念日、戦没者、 戦争被害者への追悼の黙祷を呼びかけて廻ります。 一分間の黙祷。戦後71年、当時を知る人々は年々少なくなり、10代、20代の 若い人たちの中には8月15日がどのような日か知らない人が 半数以上を占める…

夏空に、ゆたかな歌声響いて

予報に反して青空と陽ざしに恵まれた昨日(海の日)、 大好きな男性コーラスを聴いてきました。東京六大学OBの演奏会(東京芸術劇場)でのことです。 各グループが、この日のために猛練習を積んでのご披露ですから、 力が入っていて聴き応えがあります。 …

Noahのいる夏

7月に入ってもう4日目、梅雨明け宣言はありませんけれど、 連日30度を超える暑さが続きます。 娘とその息子の乃吾がやって来たのは6月24日、 それから10日が過ぎました。 非日常の日々、いつもと空気の色も動きも違います。当たり前にやっていた事々が滞り、…

梅雨の晴れ間に

朝はしとしと雨が残っていましたけれど、 8時ころには梅雨を忘れたような碧空が広がって、気温も夏日になりました。 紫陽花の茶碗に氷水で冷水点、紫陽花の練切との相性は言うこと無しです。 あっという間に一週間、十日と時間が束になって飛んでいくようで…

梅雨入りの日のJune bride & groom

東京地方は昨日梅雨入りしたそうです。 紫陽花がきれいになってきました。 甥の結婚式があったのは昨日のこと、 この時期、気候の良い北米やヨーロッパでは6月の花嫁が歓迎されます けれど、日本は梅雨との関連が微妙、やっぱりお天気が気になります。 前日…

水無月入り

あっという間に一年の半分近くが過ぎてしまいました。 ボストンで一ヵ月を過ごし、 戻って来てからはずいぶんと怠けていたような気もします。 時差がなかなか取れないという理由にかこつけていたような 気がしないでもありませんけれど。 でも長い留守はその…

ボストンは花盛り

4月末から気温が急上昇、晴天が続いて木々に若緑が広がり、 花芽が一気に膨らみました。 日本はゴールデンウイーク、こちらにこの時期長い休みは ありませんけれど、週末を利用して花々のきれいな所は人々 で溢れかえりました。 ボストニアンの憩いの場、ボ…